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【九州】“人に教える”立場にチャレンジしたからこそ、できた新しい目標<九州_花待ち雨珈琲(安川先生)>

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みなさま、こんにちは!

少しずつ昼間の気温が上がり、春が近いなと思う今日この頃ですね🌸

 

さて、今日も先生インタビューをお届けいたします!

今週お話を伺ったのは、ハンドドリップや珈琲の楽しみ方を講座にしていらっしゃる 小さな焙煎所 「花待ち雨珈琲」の安川先生です☕️

 

もともとは珈琲の豆を焙煎する「焙煎士」として活動をされていた安川さんが、珈琲を「教える」ということにチャレンジして、今抱く目標とは。

 

 

デザイナー志望から一転。"墨のような珈琲豆"が「焙煎士」へのきっかけ

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Q.珈琲との出会いはどんなきっかけだったのですか?

 

A.学生時代にデザイナーとして働きたくて就職活動をしてましたが、インターンシップなどで職業を体験してみると、なんだかちょっと違うかもしれないと違和感を感じていました。

そんなとき、姉が「将来カフェをやりたいんだよね」と言っていて、いつか姉がカフェを開いた時のための市場調査として私がカフェで働いてみよう!と思ったのが一番最初の珈琲との出会いでした。

そのカフェが自家焙煎の珈琲屋さんだったので、焙煎を体験できたり、お客さんとのコミュニケーションができたり、すごく楽しかったです。

 

当時は、決められた手法で焙煎をしていたので、特に疑問を持っていなかったのですが、一度「持ち帰る豆を好きに焙煎してみていいよ」と言われて、自分の思うままに焙煎をしてみたら、焼きすぎてしまって墨みたいな珈琲豆が出来上がったんです!笑 すごくまずかったです。笑

でもこの経験のおかげで「焙煎で味が変わる」ということに気がつきました。

そこで、ドリップの技術以外に焙煎技術を学びたいと思って、「焙煎士」を目指すようになりました。

 

 

「珈琲を提供する」だけではなく「珈琲の楽しみ方」を提案するという仕事へ

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Q.「焙煎士」から「珈琲を教える人」へのチャレンジはどのような流れだったのでしょう?

 

A.もともとその人の好みに合わせて焙煎した豆を提供することも多かったので、それぞれの珈琲に合う「珈琲の楽しみ方」を提案していました。この珈琲にはこのお菓子が合うよだったり、このシーンでこの珈琲は美味しく飲めるよなど。

それをペアリングのイベントにしたり、飲み比べ体験をしてもらうために講座にしていたりして、色んな珈琲の楽しみ方を伝えていました。

 

そんな中、1年前くらいにストアカに出会って、ストアカを使って講座を開催するようになって、今では講座は全てストアカでやっています。

 

前は、私たちのSNSでの発信のみだったので、知り合いの受講が多かったですが、ストアカを使うと全く関係のない方からの申し込みがほとんどになったことが一番の大きな変化だと思います。

この変化によって、「こんなに珈琲文化が広がっているのに、自宅で珈琲を楽しむ方法を知らない人がほとんどなんだ」ということに気がつくことができました。

 

自宅でも美味しい珈琲を楽しんでもらえるし、同じ珈琲豆でも自分好みの一杯の珈琲を淹れることはできるということを伝えたい!と更に思うようになりました。

 

 

「焙煎士」とは違う「人に教える」難しさ

Q.実際に人に教えてみてどうですか?

 

A.せっかく豆を買ってもらうんだったら、豆の個性を生かして淹れてもらいたいと思って、ハンドドリップで自宅で美味しく淹れる講座をはじめました。

今は、基本的に少人数を対象にして講座を開催しているのですが、生徒さんの反応がなかなか得られない時や、「へ〜」で終わってしまった時などは、これでよかったのかなと反省することもあります。

 

もちろん、とても反応がよくてすごく盛り上がる回の講座もありますが、なかなか反応が得られなかった時は「何がよくなかったのかな、、」や「次の講座に生かせることはなにかな?」と考えることはあります。

 

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▲花待ち雨珈琲さんのハンドドリップ講座のレビュー

 

それを積み重ねていると、ご参加いただいた方それぞれの器具に合わせた楽しみ方やその生徒さんの環境の中でできることを伝える余裕ができてきました。

少しずつですが、「教える」こと自体を楽しむこともできるようになってきたような気がします!

 

"人に教える"ことにチャレンジした今、目標としていること

Q.最後の質問ですが、「教える」ことで今の目標はありますか?

 

A.大人数での講座に対応をすることです!!普段は1〜2名くらいの少人数に対しての講座をしているので、生徒さんの反応を汲み取りやすいのですが、先日大人数向けの講座に初めてチャレンジしまして、、、生徒さんの反応のとり方がすごく難しい!と痛感することがありました。

 

でも、これも経験なので進め方が分かるようになればできるのではないかと思っています。

 

私はこのやり方で進むことがほとんどです。新しいことにチャレンジをしてみて、反応をみて、軌道修正をして、改めてチャレンジしてみる。という小さくやってみながら整えています。

今、講座の流れが掴めているハンドドリップ講座も当初はそんな感じで、講座を繰り返している間に省いた方がいい項目や、伝えた方がいい内容などを調整してきました。

 

なので、今の「教える」中での目標は大人数での講座の時の進め方を整えたいなと思っています!

 

 

 

 

安川先生、ありがとうございました!

 

実は、この日私は安川先生が教えてくれるハンドドリップ講座を実際に受講した後のインタビューでした。「焙煎士」ならではの豊富で細かな知識と、すごくスムーズで分かりやすい流れでの講座で、1.5時間あっという間の講座でした!

「私は酸味のある珈琲が苦手」という固定概念も取り去ってくれる体験だったので、私は珈琲が好きだと思っていたけれど、まだまだ珈琲の奥深さを全然知らなかったんだと気づかせてくれる体験でした。

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そんな体験は、まずはやってみて修正を繰り返しながら整えていく安川先生の姿勢から作られたものだったんだと感じたのでした!

 

安川先生、ご協力いただきありがとうございました!

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