通常、ヨガ、ストレッチ、ダンスのオンライン講座では講師の身体全体を見せる必要があると思います。
ただ、PCやスマホ1つだと、全身を映すためにカメラから数メートル離れなくてはならず、今後は講師から画面が見えなくなってしまったり、操作がしづらくなってしまったりと悩んでいる先生も多いのではないでしょうか?
そんなときは、PCまたはタブレットとスマホ、ウェブカメラなどカメラを2台使った方法がおすすめです。
今回は、フィットネス講座向けにスマホやウェブカメラを使って全身を見せる方法をご紹介します。さらに、広いスタジオではなく自宅でも「全身を映す」ことができるようなカメラ選びについてもすこし解説したいと思います。
フィットネス系講座には画角が広いカメラのほうがおすすめ
いきなり「画角」という難しい解説になってしまいますが、カメラのレンズには狭い範囲を撮影できるレンズと広い範囲を撮影できるレンズがあります。画角とは撮影できる範囲を角度(°)で表したものです。
下図を見ていただくとイメージしやすいと思いますが、広い範囲が撮影できるカメラの方が近くでも全身を映すことができます。
最近のカメラはとても性能がよくなったので、ほとんどが「広角カメラ」に該当するのですが、PCやタブレットのインカメラ(画面側のカメラ)は、ビデオ通話での利用を想定しているので、顔をアップで映すことは得意ですが、全身を映すのはやや苦手です。
一方で、スマホのアウトカメラ(画面の裏側のカメラ)やウェブカメラは広い範囲を撮れるように設計されているため、部屋全体などを映すのは得意です。
つまり、全身を映すような講座をオンラインで開催する場合は、PCやタブレットに加えて、広角なカメラがついているスマホやウェブカメラで撮影したほうが良いということなのです。
セッティングイメージ
図にすると以下のような感じになります。
操作するPC・タブレットは近くといってもぶつからない程度の場所に置く必要があるので、可能な限りBluetoothなど無線のイヤホン・マイクはあったほうが良いと思います。もちろん声は聞こえると思いますが、マイクありなしではかなり聞こえ方が変わります。
zoomを使った接続方法や操作方法は、下記の記事とまったく同じですので、こちらの記事もぜひ参考にしてください。
↓PCまたはタブレット、スマホをお持ちの方はこちら↓
↓PC、ウェブカメラをお持ちの方はこちら↓
いかがでしょうか?スマホやウェブカメラがあれば、自宅でも全身を映しながらでもオンライン講座ができるのではないかと思われます。
実際の見え方、音楽や声のボリュームなどは自分だけではわからないので、家族やお友達にも接続してもらって、映像や音声のチェックをしてもらってくださいね。
p.s. 音楽を流したい場合はPCがおすすめ
PCの場合、itunesやCDなどPCで再生している音楽をBGMとして流すこともできますよ。(2020年4月時点ではPC版のみの機能です)