ストアカ先生ユーザーのみなさま、こんにちは。
新型コロナウイルス感染拡大による状況を鑑み2020年2月末からオンライン講座を臨時的に開催を許可し、その後6月には正式にオンライン講座を正式サービス提供と、オンライン講座をはじめて、もうかれこれ5ヶ月が経とうとしています。(執筆時)
この期間、わたしたちストアカスタッフは、対面講座の自粛に陥ってしまったストアカの先生方が、オンラインでの講座をはじめる手助けとなるよう、多くのZoomによりオンラインイベント、オンライン講座を開催してきました。
その数、なんと約100回以上。
コロナの前まではストアカスタッフもオンラインイベント・講座の開催経験はゼロでしたが、様々な試行錯誤、成功・失敗を経て、スムーズにオンラインでイベントや講座を開催できるようになりました。
そこで今回は、みなさんのオンライン講座・オンラインレッスンの質を上げるヒントになればと、私達がオンライン開催で得た20個ものノウハウをみなさまに出し惜しみせず共有したいと思います!(お伝えしたいことがあり過ぎたので、20個ののノウハウを前編と後半に分けてお伝えします)
- Zoomのインストール・接続方法を事前に案内する
- Zoomの参加URLを再度確認する
- 参加者より先に接続する
- サポート役をつける
- 表示確認用にスマホも接続する
- カーソルを大きくしておく
- 待機室をONにしておく
- 開始時間までスライドを表示しておく
- 画面共有の参加者のコメントを無効する
- 開始時間まで音声のサポートをする
〜開催当日まで〜
Zoomのインストール・接続方法を事前に案内する
参加される方の中にはZoomをはじめて利用される方がいらっしゃることを前提に、
- Zoomのインストール方法
- Zoomでの接続方法
を事前に予約者にグループメッセージ等でご案内しています。(大体1週間前〜前日までに案内)
文面については、文面例をテンプレートとしてヘルプページに公開していますので、そちらをご参考ください。
Zoomの参加URLを再度確認する
複数の日程を開催していると、参加者に誤って別の日程のURLを送ってしまい、直前でURLが誤っているということに気づくといったヒヤっとしたトラブルも何度かありました。経験された先生もいらっしゃるのではないでしょうか?
そのため、Zoomの参加URLを一度案内したあとも、正しいURLを送っているか前日にもう一度チェックしています。
「直前に1回送れば良いのでは?」と思わるかもしれませんが、参加URLが届かないと、参加者は本当に開催されるのか?と不安になるようです。開催前に参加者に不安にさせることはあまり好ましくありません。実際にストアカ運営事務局にもストアカの先生型の講座において「URLが送られてこないが開催されるのか?」というお問い合わせをいただくこともありますので、少なくとも予約した生徒にはグループメッセージで参加URLを送る時期を事前に案内しておくことをおすすめします。
〜開催当日〜
参加者より先に接続する
参加者がZoomのURLに接続するも、講師(ホスト)がまだオンラインでないと、「URLが間違っているのではないか?」「本当に開催されるのだろうか?」と不安になるものです。当日は、原則参加者より先にミーティングルームに入りましょう。開催時刻のおおよそ10〜15分前にはミーティングを開始しておくのが良いと思います。
サポート役をつける
大人数の講座では、講座の進行がスムーズにいくよう接続が上手くいかない参加者や通常講師が1人でおこなうZoomの操作をサポートする役割のスタッフをつけています。
これにより、大人数でも講師が安心して講座・レッスンに注力できるようになります。
ストアカでは、参加者が20名以上となる場合はサポート役を付けていますが、講師のITスキル次第でもありますので、少人数でもZoomの操作に不安な方は、PC操作が得意なお知り合い等にサポート役としてお手伝いをお願いすることをおすすめします。
サポーター役の方には、「共同ホスト」の権限(有料プランのみ)を与えるとホストとしておくと様々な設定ができるようになります。
表示確認用にスマホも接続する
PCでスライドや資料を画面共有しながら講義をおこなう際、画面共有しているつもりが操作を忘れていてスライドが表示されているつもりで気づかず説明してしまう、通信の影響によりページ切り替え後、参加者に意図した画面が表示されていないにも関わらず説明をはじめてしまうなどオンライン特有の問題が発生していました。
そういった問題を軽減するために、私たちは、手持ちのスマホなど別の端末を接続をして、参加者にどう見えているかを確認しながら講義をおこなっています。表示確認用の端末を私達は「モニター」と呼んでいます。
モニターを使うことで、画面切り替えの操作ミスの防止や画面を切り替えた後の通信の遅延などにも気づくことができ、参加者を取り残してしまうことを防いでいます。
ちなみに、スマホなど2台以上で接続する場合は、ハウリングを防ぐため、確認用のスマホのボリュームは0、マイクはミュートにしておきましょう。
カーソルを大きくしておく
これは上述のモニターを使っていて気づいたことなのですが、スマホなど画面が小さい端末でスライドを見ると、講師がカーソルで「ココ」と指し示している場所がほとんど見えないことに気づきました。
そこでオンライン講座を開催する際は、事前にマウスカーソルの大きさを大きくしておいて参加者にもカーソルがよく見えるようにしています。
Window、Macともに設定で簡単に変更できますので、ぜひお試しください。
待機室をONにしておく
Zoomには「待機室」という機能がありますが、ストアカのイベントでは通常ONにしています。待機室をONにしておくと、ホストが入室を許可するまで参加者はミーティングルームには入ることができなくなります。
イメージとしては、先にミーティングルームに登壇者や関係者が入り、参加者は準備ができるまで、ミーティングルームの外である「待機室」で待っていただくような感じです。待機室にいる参加者は、ミーティングルーム内の内容は聞こえません。事前に音声や映像のチェックをおこない、準備ができたら待機室でお待ちいただいている参加者を順次入室許可するようにしています。
開始時間までスライドを表示しておく
複数人が参加するような講座の場合、15〜10前くらいから参加者がちらほらZoomに接続を開始します。待機室からミーティングルームに入室を許可したあと、開始時刻までなんとなく画面に講師や参加者だけが見えているのも味気ないものです。
そこで私達は下記のようなスライドを画面の共有で表示して講座開始まで表示して、さらにBGMを慣らして、講座開始までのワクワク・ドキドキ感を演出しています。
画面の共有・およびBGMの共有の操作方法についてはこちらの記事を参考にしてください。
実は音楽を鳴らしているのは単なるBGMとしてだけでなく、音声が聞こえない人が開始前にチェックできるよう連続した音を音楽として慣らしておいているというねらいもあります。
画面共有の参加者のコメントを無効する
画面共有でスライドを共有する場合は、参加者がコメントできないよう無効にしておきましょう。参加者にも共有されることを知らずに悪気なく講義中スライドに落書きをサれてしまう場合があります。実際に個人的にストアカのとある先生の講座を受講している際も、たびたび生徒に落書きされるのを先生が削除しているのをお見かけしたことがあります(書いた本人も邪魔するつもりはなかったんだと思いますが...)。
そうすると進行の妨げになりますし、他の参加者も集中できなくなってしまいますので、参加者のコメントは無効にしておくことをおすすめします。
開始時間まで音声のサポートをする
開始時間まで相手のオーディオが有効になっているかどうかを「参加者」で確認してオーディオが無効になっている参加者にプライベートチャットなどでフォローをします。
開始時刻になったら、サポート役のメンバーにバトンタッチして講座を開始して、います。サポート役がいない少人数での開催で、解決しない参加者がいる場合は、再接続をお願いしそれでも解決しなければキャンセル対応しています。もちろん明らかに参加者側の環境の問題である場合もありますが、その場はキャンセルしていただき再度申し込み頂いたほうが、他の参加者に迷惑をかけずにすみますので、そのあたりのポリシーはしっかり決めておいて、事前に周知しておくのも満足度の観点でも大切かと思います。
ヘルプ - オンライン講座(Zoom)で「音が聞こえない」場合の対処法
いかがでしたでしょうか?
次回は後半11〜20のテクニックをご紹介します!
具体的なZoomの設定方法や利用方法については、他の記事でご紹介していますので、そちらもご覧いただけたら嬉しいです😆