こんにちは!
ストアカ北九州の地域コーディネーターの藤谷です。
今回の先生インタビューは、プラチナバッジ獲得を目前に控えた戸田真由美先生 です。
戸田先生は日本語教師として約11年間、留学生への日本語指導と就職支援の仕事を経験した後、2020年の4月に独立。新たなキャリアを見据えた「まなび」と並行してストアカで「教える」仕事をはじめ、まもなく1年が経とうとしています。
ストアカ登録直後にコロナ禍による外出自粛期間に入りましたが、オンラインで生徒さんと“ちゃんと向き合う”講座を続けてきた今、戸田先生にとって、ストアカで教えることは今後のキャリアを構成する柱の一つになっていると言います。
- 「今ならもう一度勉強できる」キャリアチェンジと独立を決意
- 「できること」を棚卸しして作った講座を、1日のスケジュールに組み込んだ
- 集客作業の習慣化とこまめな講座内容の見直し
- オンラインで生徒さんと“ちゃんと向き合う”
- 仕事の柱の一つとして 「必要とされる先生」を目指す
「今ならもう一度勉強できる」キャリアチェンジと独立を決意
Q1.「教える」仕事をはじめたのは、前職の日本語教師のときですか?
はい、そうですね。30歳を目前に手に職をつけようと資格取得講座の説明会に行ったところ、コーディネーターの方から「日本語教師、向いてるんじゃない?」と言われて、すぐに申し込みました。
本をよく読むし、作文も昔から得意。日頃から言葉について考える習慣があったので、日本語を仕事にするイメージが持てたというのと、当時は国策として「留学生受入れ30万人計画」が進められていたので、日本語教師は社会の需要があると感じられたことも後押しになりました。
それから約11年間、留学生や社会人を対象に、初級から上級、ビジネス日本語の授業を受け持ちました。概算で延べおよそ1000人の授業や研修を担当してきたことになり、日本語教師として育てていただいたなと思っています。
Q2.退職と独立を決めた経緯を教えてください。
日本語学校勤務時代の最後の3年間は、留学生の就職支援コースの立ち上げと運営を担当したんですが、経営方針によりコース休止となりました。
そのときには最善は尽くしたものの、最後までやりきれなかったという感覚だったので、元のポストにそのまま戻るのはしっくりこず、人の人生やキャリアを支援することに自分の気持ちが向いていると気づいたんです。
ちょうど40歳を目前にしたタイミング。「今ならもう一度、勉強できる」と思い、国家資格キャリアコンサルタントの試験を受けようと決めて去年の3月に退職しました。
この経験から、組織の中で働く自分に違和感をおぼえるようになり、私個人として呼んでもらえて誰かの役に立てるような人になりたいという思いが生まれていたので、直感的に、次は独立するんだろうなと。決意したというよりは、そんな感覚でした。
▲戸田先生の講座ページ より引用
「できること」を棚卸しして作った講座を、1日のスケジュールに組み込んだ
Q3.ストアカで先生登録後はすぐに講座を複数立ち上げられ、オンライン開講の波に乗ったスピード感が印象的でした。どのように講座を企画したのでしょうか?
退職後の1年間はキャリアコンサルタント試験に向けた勉強に充てようと決めていたんですが、話す仕事をしていないと鈍ってしまうと思ったので、退職の3ヶ月前にストアカの存在を知ってからは、先生向け講座などを受けながら自分にできることを考え始めました。
できること一つ一つのレベルを考えると上には上がいるけれど、スキルを掛け合わせれば自分でも貴重な存在になれるのではと思い、日本語教師としてやってきたことをニーズがありそうな切り口で形にしていったのが「敬語の基本」「自己紹介」「面接の受け答え」のマンツーマン講座です。
先生登録してすぐにステイホーム期間になりましたが、家にいながらできるなんてこんなにありがたいことはないと思いましたし、新しいことは早く始めたほうがおもしろいという気持ちでZoomの練習をして、4月には初開催できました。
Q4.各講座の開催頻度や日程はどのように決めているんですか?
講座のスケジュールは半月ごとに立てています。1日を10時から、13時から、16時から、19時からの4コマに分けて、メインの3講座を中心に時間をズラしながら組んでいます。
日程を入れていない時間帯で開催リクエストをいただいたら、元から入れていた講座の日程は削除してリクエストいただいた講座を開催します。予定がない日や土日祝日などは、21時から講座を開くときもあります。
はじめた当初は1年以内に100人教えられたらいいなと思っていたところ、半年で達成できたので、今はプラチナバッジを目指しています。
集客作業の習慣化とこまめな講座内容の見直し
Q5.集客のためにやっていることを教えてください。
日程を立てたら、開催の10日から1週間前までに「受けたい登録」をしてくださっている方へお知らせのメッセージを必ずお送りしています。お知らせの効果は正直わからない部分もありますが、考えすぎずに習慣化しています。SNSでの開催告知も、時々ではありますが予約が入ってきているので続けています。
あと、ストアカのチラシ機能は、自分でデザインしなくてもキレイなレイアウトのチラシが作れて重宝しています。A4サイズのデータを4分の1に縮小して印刷したものを、いつもカバンの中に入れて持ち歩いているんですよ。講師としての活動を知っていただく機会になりますし、出張講座の仕事につながったこともありました。
▲チラシ作成機能で作った戸田先生のチラシ
Q6.講座内容や講座ページの見直しはどのようにしていますか?
マンツーマン講座なので、教える内容は生徒さんの反応を見ながらその場で変えたり、削ったり。質問を受けた点については解答案を作ってお送りしたり、講座内容そのものを改訂したりもしています。そうやって変えた内容は、講座ページにその都度こまめに反映しています。
面接対策と日本語関連の講座では、生徒さんの要望をお聞きしながら派生する講座を作り、リピート受講していただきました。こういった関連講座のURLも講座ページに貼って、ページを見た人に参考にしていただけるようにしています。
▲生徒さんの要望から生まれた面接対策講座の一例
オンラインで生徒さんと“ちゃんと向き合う”
Q7.戸田先生の講座は生徒さんからの満足度がとても高いです。オンラインで教えるうえで、どんなことを大切にしていますか?
対面とオンラインでそんなに差があるとは考えていないんですが、いかに対面と同じ気持ちで向き合えるかが大事だと思います。生徒さんに「あなたのために私はいます」という気持ちで接する心を大切にしています。
そのうえで伝わるコツとして意識しているのは、カメラ目線です。生徒さんのお話を聞くときは画面で生徒さんの表情を観察し、メッセージはカメラ目線でお伝えしています。
ちゃんと向き合っていると伝わることで、生徒さんに安心してもらえ、信頼につながると思います。
▲講座へのレビューと戸田先生の返信
仕事の柱の一つとして 「必要とされる先生」を目指す
Q8.目指していた国家資格キャリアコンサルタントの試験を1年以内に合格され、ストアカでもプラチナバッジが目前ですね。今後の展望について教えてください。
キャリアコンサルタントの資格を取得できたので、まずはどんな形であれ実績を積んでいけるようにしたいです。
ストアカはスケジュールを自分で調整できるので、今後、キャリアコンサルタントとして新しい仕事を取り入れながらも続けていきます。
何度も私の面接の講座を受けてくださった生徒さんたちから、合格の連絡やお礼のメッセージをいただけることもあって、生徒さんに必要としていただけるのがモチベーションになっています。
ストアカが仕事の柱の一つと言えるようになってきたので、価格や講座の内容を精査していきながら、もっと自信をもって教えられるように。一つ一つ手を抜かずに取り組んで、「この先生に習いたい」と思ってもらえるような先生を目指します。
戸田先生、ありがとうございました!!
スピード感と丁寧さをもって、まっすぐに必要としてくださる生徒さんに向き合う戸田先生の真心を感じたインタビューでした。
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