みなさんこんにちは。
ストアカでは2020年のコロナ禍をきっかけに、自身の語学力を生かしてオンライン語学レッスンを始める方が増えています。
語学レッスンは、道具や教材を必要とせずZoomさえあればオンラインで気軽にレッスンが始められるため、副業としても始めてみようという人が多いジャンルの1つです。
ですが、実際に始められた方の多くは、開始当初は生徒がそれなりに集まるも、数ヶ月・1年経っても収入が伸びていかないという悩みを抱えてしまうのが実状のようです。
そこで今回は、ストアカでオンライン語学レッスンを楽しく続けられるよう、収入アップができる語学レッスンにおける「講座設計の5つのコツ」についてお伝えしたいと思います。
これから語学レッスンを始めてみようと考えてらっしゃる方、もう既に始めてみたものの集客や収入が伸びずに悩まれている方にぜひ読んでいただければ嬉しいです。
- 1. ターゲットとなる生徒を明確にする
- 2. マンツーマンではなく少人数制のグループレッスンにする
- 3. 繰り返し受講できるレッスンにする
- 4. しっかり学びたいニーズに対応する
- 5. レッスン以外の学びの場を提供する(月額サービス)
- 何を教えたら良いか分からない人は、受講者に投稿して欲しいレビューを自分で書き出してみましょう!
- 収入アップできる講座設計の5つのコツ【オンライン語学レッスン編】
1. ターゲットとなる生徒を明確にする
語学レッスンをはじめる方の多くは、「60分気軽に会話ができる」といったレッスンをまずつくられるのですが、これではたくさんの講座の中に埋もれてしまいますし、生徒の視点でも何が学べるのかがわかりません。
講座をつくる前にまず語学を習いたい目的や理由、または語学を習って何を目標としている生徒を対象とするのかを考えてみましょう。
TOEICで900点台を取りたい、海外に留学したい、外資系企業に就職したい、外国人の友達を増やしたい、海外ドラマを字幕なしで観たい、子供に英語に触れさせたいなど語学を習う人の目的は様々です。この目的に絞ってターゲットを決めることが大切です。
例えば、最近はK-POPアイドルが女性に人気ですが、推しているアイドルが出演しているドラマや番組で何を言っているのか直接知りたいという理由から韓国語を学ぶ人が増えているそうです。そういった目的の生徒をターゲットにして、人気韓国ドラマや映画で出てきたフレーズを中心に韓国語を教える講座にすると、ニーズにマッチした講座になり集客ができるようになるわけです。
なお、「楽しく語学が学びたい人」「語学のレベルを上げたい人」というのは、ターゲットとしては範囲が広く、語学を習う人全員が期待していることなのでこれはターゲットとは言いませんのでご注意ください。
2. マンツーマンではなく少人数制のグループレッスンにする
最初の講座は少人数制のレッスンにしましょう。親切・丁寧をモットーにマンツーマンでしっかり教えてらっしゃる方も多いかと思いますが、実はそれは上述のターゲットが明確でないため、1人1人の状況に応じてレッスンをしているとも言えます。
しっかりターゲット、講座のゴールが決まっていれば目的や属性も近い参加者が集まるためグループレッスンが可能になります。
マンツーマンで1000円の時間を1000円x3人としただけで収入は3倍です。まずはグループレッスンができるような講座にしましょう。
なお、グループレッスンは少人数制がおすすめです。少人数制にする理由は後述の内容にも関係してきますので、ぜひ最後までお読みください!
少人数制を開催する際のポイント
・3〜5人程度(多すぎるのはNGです)
・インプットとアウトプットのバランスは1:1程度にする
・アウトプットは生徒(同士)が参加できるものにする
3. 繰り返し受講できるレッスンにする
収益アップにはリピーターの存在は欠かせません。にも関わらず、多くの先生が新規獲得だけに目が行きがちで、とにかく新規の生徒が予約しやすい講座になってしまっているように見受けられます。
「新規よりもリピーターを大事にする」が商売での鉄則です。
講座は1度受講したら終了となるようなものにせず、講座のテーマ、語学習得レベルだけを決めて、期間毎に教える内容を変えて、1度受講した生徒が2度、3度受講する機会をつくるように設計しましょう。
例えば、日常英会話であれば、4月は「生活の中でよく使うフレーズ」についてのレッスン、5月は「ショッピングでよく使うフレーズ」、6月は「レストランでよく使うフレーズ」のように教えることを変えてみるといったかたちです。その他には、開催日ごとに"Reading"、"Listening"、"Writing"、"Speaking"の回をつくったり、子供向けの語学講座なら、ゲームなどを変えてみたりなどで何度参加しても学びがある講座にすると良いでしょう。
リピーターが増えていくと、生徒さん同士も顔見知りになったり、知り合いを呼んで一緒に受講してくれたりといった効果も現れて、より集客がラクになってきますので、グループレッスンを開催すべき理由の1つがこの効果を生むためでもあることがおわかりいただけるのではないでしょうか。
また、レッスンの人数は「少人数制」にして、はじめての方とリピーターが混合しても問題ない程度の規模にするのがオススメです。例えば10人ほどのクラスで全員が顔見知りの常連さんでは、はやりはじめての人は輪に入りにくいものです。そのため少人数制をとり、はじめての方も入りやすい雰囲気をつくることも心がけると良いかと思います。
4. しっかり学びたいニーズに対応する
グループレッスンで楽しく語学を学ぶ方の中には、資格や試験の合格を目標に期日までに一定のレベルアップが必要な方がいらっしゃいます。
そういった方向けにマンツーマンによるコースレッスンサービスを提供しましょう。
コースレッスンは、開催形式を「コース」として開催しなくても、単発のマンツーマンレッスンを用意して、生徒さんと日程調整をしながら開催していくと先生として気軽に始められるのではないでしょうか?
例:「あなたの勉強を個別サポート!90分マンツーマンレッスン」(単発講座)
さらに、1回⇢2回⇢3回と継続して受講いただくように、参加回数に応じて有効期限付きの割引クーポンを発行して、継続した学びを促進することも大切です。(よく飲食店などに行くと帰り際に有効期限付きのクーポンをもらうことがありますよね?せっかくクーポンをもらったので期限が切れる前にまた行こうとなる...あれと同じです)
5. レッスン以外の学びの場を提供する(月額サービス)
語学は一朝一夕で習得できるものでありません。生徒はレッスン以外の場でも学習が必要なわけですが、なかなか続かないという人も多いです。それにより徐々にレッスンへの参加意欲が下がり、受講回数が減って・・・ということになってしまいます。
そのため、レッスン以外の場でも学習ができる、楽しく学べる環境をつくってあげましょう。
生徒のニーズの例
・先生が作った課題を解きたい
・3日坊主にならないように先生に見ててもらいたい
・作文を添削して欲しい
・質問があるときにいつでも先生に聞きたい
・試験合格のポイントなどを聞きたい
・外国語を使う仕事なので言い回しが合っているか相談したい
・留学についてなど語学以外のことを相談したい
・一緒に学ぶ友達を作りたい
・語学学習におすすめの海外ドラマやフレーズをもっと知りたい
これらのニーズを叶えるために、月額サービスを活用してみてください。
月額サービスとは月会費徴収型のサービスですが、学びの提供形式は必ずしも「講座」である必要はありません、生徒さんの継続的な学びのサポートとなるサービスであればどのような形式でも提供することができます。
月額サービス提供例①
「試験合格まで寄り添います!月額メンターサービス」
提供内容:
・先生が提供する課題を説いて添削します。
・問題で分からないことがあればチャットでいつでも聞いていただけます。
・マンツーマンレッスン(単発講座)半額クーポン付き
月額サービス提供例②
「ビジネス英語サポートサービス」
提供内容:
・仕事でよく使うフレーズなどのコラムを毎週月曜日に発信
・メールやプレゼン資料のオンライン添削サービス
・個別発音チェックサービス(月3時間まで)
月額サービス提供例③
「アメリカ留学したい人のためのコミュニティ」
提供内容:
・アメリカ留学を目指す人達が集まるコミュニティです。
・講師のアメリカ留学の体験談や失敗談を余すところ無くお伝えします。
・同じ目標を加入者情報の情報交換もできます!
月額サービス提供例④
「韓国ドラマをみんなで語ろう!韓国語学習者サークル」
提供内容:
・好きな韓国ドラマを韓国語をつかって語り合うサークルです。
・月2回、月額サービス加入者限定のZoomレッスンを開催します。
・加入者限定の交流会も開催!
・マンツーマンレッスン(単発講座)半額クーポン付き
オンラインコミュニティをおこなう場合は、参加者が利用しやすい、Facebookグループ、Slack、チャットワーク、LINEオープンチャットがオススメです。
何を教えたら良いか分からない人は、受講者に投稿して欲しいレビューを自分で書き出してみましょう!
ストアカで先生を始められた方から「(ターゲットは決めてみたものの)どんなコトを教えたら満足してくれるか分からない」というお悩みをよくいただきます。
そんなときは、受講後にどのようなレビューを書いて欲しいかをイメージして自分でレビューを書き出してみてください。そうすることによって、講座でどんな学びを教えたら良いか、参加者にどのように接したら良いかなどが明確になります。
例えば、留学経験を生かして、将来留学したいと考えている学生をターゲットにした講座を開催したいのであるならば、以下のようなレビューを書いてもらいたいと書き出します。
(先生自身がこんなレビューを書いて欲しいを書き出した例)
アメリカに留学を考えていたところ、●●先生の講座が目に止まり受講しました。
●●先生はアメリカに留学後、現地の企業に就職された方で、英語はもちろんのこと、文化の違いや留学のときの苦労話など、とてもためになる情報もお教えいただけました。
発音についてもわかりやすくコツをお教えしてくださるので、何度も繰り返し練習するなかで上達していくのを実感しました。
来月は、●●についてのレッスンだそうで留学の夢を実現するために受講してみたいと思います!
こうすることによって、講座のなかで、ご自身の留学経験や体験談などのエピソードを話すことが参加者にとって良いまなびになるとわかりますし、発音については生徒が複数回練習できる時間をつくり、丁寧に指導する、生徒が上達している場合は先生が言葉で伝える・褒めてあげる、最後に次回は●●についてのレッスンですと伝える...といったかたちで講座でやるべきことが見えてきます。
当たり前のことなのですが、意外と意識してこれが出来ている先生は少ないと思いますので、ぜひ実践してみてくださいね。
いかがでしたでしょうか?
先生として収入アップを目指すためにはレッスンの内容だけでなく、複数のレッスンやサービスをどのように組み合わせて生徒が継続して学習できるようにするかといった全体の設計が大事となります。
ぜひこちらの記事を参考に講座を設計してみてください。
まとめ
収入アップできる講座設計の5つのコツ【オンライン語学レッスン編】
1. ターゲットとなる生徒を明確にする
2. マンツーマンではなく少人数制のグループレッスンにする
3. 繰り返し受講できるレッスンにする
4. しっかり学びたいニーズに対応する
5. レッスン以外の学びの場を提供する