皆さん、こんにちは。
ストアカ関西コーディネーターの味岡です。
今回ご紹介する先生はピアノや音楽理論を教えている田中 敬子先生(けいこ先生)です。
Youtubeのピアノチャンネルが大人気!(もうすぐ登録者数は1万人に!)
Youtubeをキッカケに講座に申し込まれる方が大勢いらっしゃいます。
そんなけいこ先生に、本日はたっぷりと”教えるストーリー”をインタビューさせて頂きました!
先生ページはこちら!
---けいこ先生プロフィール--------------------------------------------------------------
大阪音楽大学音楽学部ピアノ科卒業後、ウィーンに留学。
帰国後は、NHK-FMに出演の他、音楽誌にも取り上げられ、全国でリサイタル、オーケストラ(NHK交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、スロバキアフィル他)との共演、室内楽(ヤナーチェク弦楽四重奏団、ターリッヒ弦楽四重奏団、チェコフィルハーモニー弦楽四重奏団 他)などで活躍する。
1992年、カーネギーホールでリサイタル。ヨーロッパ、南米など国外でも演奏活動を積極的に行う。 2000年から2003年にかけて計6回にわたり、神戸新聞社主催でモーツァルトのピアノソナタ全曲演奏会を開催する。
2002年、神戸市文化奨励賞、ブルーメール賞を受賞。
兵庫教育大学大学院において、和声と感性の関係を研究。
声楽は高校生の時からテノール歌手の故・広岡隆正氏に師事。
ウィーン留学中には、音楽院の指揮科の練習用歌手としてオペラ『椿姫』のヴィオレッタ役を担当。
童謡の歌唱、弾き歌い、伴奏法なども指導している。
兵庫県音楽活動推進会議、神戸芸術文化会議、神戸音楽家協会会員。
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学生のために始めたYoutubeチャンネルから、新しい生徒との出会いへ
Q:現在の活動を教えてください。
現在は大学で音楽を教えています。休日や授業の入っていない日に、ストアカでは講座を開催しています。またピアノや音楽理論について発信するYoutubeチャンネルも運営しています。︎けいこ先生のYoutubeはこちら!
Q:けいこ先生はYoutubeチャンネルが登録者数が約1万人程いらっしゃいますよね。何がキッカケでYoutubeを始められたのですか?
元々は学生が授業で学んだことを復習できるように、Youtubeに動画をアップし始めました。
生徒がYoutubeに上がっているピアノの動画を見て学んでくることがあったのですが、間違った内容をインプットしてしまっていることがありました。そこで「それならば正しく学んでもらうために自分で動画で作成しよう!」と思ったのが始まりです。またYoutubeで様々な動画を見ていく中で、丁寧に音楽理論まで解説をしている動画がないことに気付きました。そこでバイエルをゆっくり片手ずつ丁寧に弾いて、解説を交えて配信したところ、「わかりやすい」とコメントをいただくようになりました。そこから気付けば学生以外の視聴者も増え、リクエストを頂くことも多くなり、視聴者の方のニーズに答える形で動画を拡充しております。
オンラインだからこそ、対面講座を上回る価値を提供する
Q:けいこ先生の生徒さんはほとんどがYoutubeから来られるそうですね。
元々個人で講座をされていたと伺いましたが、ストアカを始めて生徒層などは変化がありましたか?
ストアカではお年を召した方や小学生などのお子様もいらっしゃるので、気軽に学べるように短めに”45分ハーフレッスン”をスタートしました。時間を短くしたことで、小さなお子様も受講してくださるようになりました。Youtubeでたまたま動画を見つけたそうで、親御さんが申し込んで下さいました。
そのほか、音楽理論の講座もニーズがあるのでは、と思い作成しました。
理論抜きで気軽に学びたいという方もいらっしゃるようですが、理論はとても大切なので、大事にしたいところではあります。まだこちらは生徒さんの集まりに波があるのですが、この講座を楽しみに来てくれる方もいるため、続けています。
Q:オンラインでピアノを教える上で大切にしていることはありますか。またオンライン講座だからこそのメリットがあれば教えて下さい。
オンラインはどうしても対面よりも音質の劣化や音のズレが生じるので、それを上回るオンライン講座の良さを作ることが大切だと思っています。
左右、真上等にカメラを複数設置して、対面では見ることができない視点で姿勢や弾き方など、確認できるようにしています。
また生徒さんは必ず講座をレコーディングして、講座終了後の復習や自分の弾き方の確認が何度でもできるようにしています。先生の弾き方と自分の弾き方をレコーディングして見比べることができるということもオンライン講座ならではのメリットだと思っています。
生徒さまも対面だと来れない遠方の方も多くいらっしゃいますので、コロナが収まってもオンライン講座は続けていく予定です。
最近はこの教育方法をもとに「ピアノ個人レッスンにおける ICT利用による効果的な指導と自主的な学習への導き」という論文を書き、賞を受賞させて頂きました。
講座の先にあるものを作っていく
Q:けいこ先生はオンラインでピアノの発表会も行ったそうですね。そちらはいかがでしたか?
オンラインでのピアノの発表会では、遠方の家族や友人も気軽に見ることができるので、リアルとはまた違った良さがあったと感じています。終了後に一人ずつの演奏部分を切り取って動画としてお渡ししました。オンラインの発表会は生徒さんにとっても励みになったようです。
Q:今後の展望を教えて下さい。
オンライン発表会のように、講座の先にあるものを作っていくことが大切だと感じています。
オンライン発表会も最初は皆さん「本当に弾けるかな」と不安を持っていましたが、発表会が無事に終わり一つハードルを超えると、やる気が湧いて次のチャレンジに進めます。そのような機会をこれからも創出していきたいと考えています。
またグループ講座など複数人で行う講座は学びの輪の広がりを感じ、今後も続けていきたいと思っています。実際に自分の知らないところで、生徒さん同士がリアルに繋がり、お友達になっていたこともありました。(通常は生徒さんの同士の連絡先交換は双方に確認をとって行なっております。)
講座を通して人との輪が広がっていくことは、とても嬉しいですね。
これからも生徒さんに寄り添って、楽しく学びを提供していきたいと思います。
けいこ先生、素敵なお話をありがとうございました!
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