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高稲 達弥先生による「ストアカ先生のための最新版YouTube戦略」

 ストアカで活躍する先生とストアカが、「先生のための、先生によるまなび」の機会を共創する「ストアカTeachersオープンカレッジ」の第6弾が2022年5月12日にオンライン開催されました。

 今回は、220万人超のユーチューバーである高稲 達弥先生をお呼びして「ストアカ先生のための最新版YouTube戦略」をレクチャーしていただきました。

 

「最近、YouTubeはチャンスになっている」とおっしゃる高稲先生から、最短距離でYouTubeが上手くいく方法を学んでいきたいと思います。

YouTubeチャンネルは、持っているのが当たり前の時代です。これから始める先生も、再生回数、チャンネル登録者数を伸ばしていきたい先生も、ぜひご覧ください!



今回のオープンカレッジ講師を務めていただいた先生

高稲 達弥先生

https://www.street-academy.com/steachers/610153
パーソナルトレーナー / ユーチューバー
マッスルウォッチング株式会社 代表取締役
マッスルウォッチングジム経営
トレーナー歴12年、ユーチューブ歴14年
元YouTube公式アンバサダー、YouTube認定資格者

【著書】

美人はキレイな筋肉でできている(KADOKAWA)/むくみ取り筋トレ(KADOKAWA)/寝たまま、ぽっちゃり下半身が倍速で引き締まるトレーニング(扶桑社)/マッスルウォッチング 世界最速でやせる神ダイエット(マキノ出版)

【雑誌掲載】
ViVi/CanCam/Jelly/InRed/2nd/日経ヘルス/THE21

【テレビ・ラジオ出演】
おはよう朝日土曜日です/世界仰天ニュース(VTR)/J-WAVE STEP ONE

 

YouTubeは今がチャンス!YouTubeショートの爆発的な伸び。

ー現在、10万人以上の登録者を持つチャンネルは5,500もあり、これは前年比45%の増加です。また、日本国内で100万円以上の収益を上げているYouTubeチャンネル数も前年同期比で50%増加しています。(YouTube調べ)

稼げる人はどんどん増えていて、年々成功までのスピードも上がっている、と高稲先生は言います。

 

(高稲先生)今、YouTubeは、YouTubeショートを推しています。ショート動画をアップするとすごく見られるようになっていて、総再生回数は世界全体で5兆回を超えています。これは、YouTubeを運営するGoogleが、TikTokやInstagramに追随する形で、ショート動画でユーザーを取り込もうとしているためです。

今のトレンドとして、ショート動画を上げれば再生数が伸びやすい状況になっています。なので、僕はもう5万回くらい「ショート動画が人気なので、やったほうがいいです」と言っていますが、やらない人が大多数です。今だったら、やりさえすれば、成功できる可能性が上がるのにです。

 

内容は適当でもいいんでやることが大事です。なぜなら、インターネットの世界には、運で上手くいくケースが大いにあるんですね。今がまさにショート動画を活用した方がいいタイミングなので、ぜひ活用してもらえたらと思います。

 

ショート動画が出てきたことで、YouTubeのハードルはなくなりました。スマホで撮れば無編集で出せますし、無料で音楽をつけることもできる。テロップもスマホで入れられますし、別に入れなくても大丈夫です。

中高生もそうですし、高齢者の方も参入してきています。おじいちゃんYouTuberでも登録者数が100万人超えている方もいます。

「若い方しか無理なんじゃないか」とおっしゃる方もいるんですが、ぜんぜんそんなことはないです。スマホがあればできない理由が本当にないので、これはものすごいチャンスです。

企画が全て!人気のコンテンツをTTP=徹底的にパクろう

「企画が思いつかない」と言う方もいるんですが、自分で思いつく必要はないんですね。オリジナルの企画を考える必要はありません。人気のコンテンツをTTPしよう!とお伝えしています。TTPというのは「徹底的にパクる」です。

 

ショート動画などを観ていると顕著なんですが、ほぼ全員が同じテンプレートでやっているわけなんですね。たとえば、流行っているダンスの振り付けであったりと、決まっているんです。このパターンでやっている人が全員、上のランキングに載りますということ。

なので、自分の画面に流れてくるショート動画のテンプレートの中で、人気のものをやってみればいいんです。そうすると、10回に1回はものすごい数の再生数が取れるんですよね。それは、ショート動画のアルゴリズムに組み込まれた時で、バーンと数字が伸びます。

 

企画っていうのは基本的にはトレンドを見て、それをTTP(徹底的にパクる)すればいいんです。大事なのは、リサーチに時間を割きましょうということです。

トレンドを押さえよう!リサーチはカムイトラッカーで。

リサーチは、カムイトラッカーというツールで見ることができます。有料版もありますが無料で誰でも登録できて、急上昇チャンネルトップ100や急上昇動画トップ100など、ここに全部トレンドが載っていて、1週間ごとに情報が更新されます。

 

kamuitracker.com

 

たとえば、フィットネス界隈で言うと、最近は50代以上の運動ができない、膝や腰が痛い方向けの動画が伸びています。なので、動画のタイトルに「アラフィフ」や「内臓脂肪」などのキーワードを入れるようにします。

そうすると、トレンドを知っている人たちはみんな同じようなキーワードを入れたり、サムネイル になったりするわけなんですが、TTPしている限り、ある程度の再生数を担保できるんですね。TTPせずに独自の案を考えてしまうと、ガクンと落ちる可能性が高くなってきます。

再生されるには、TTP動画でアルゴリズムに組み込まれるように。

この「徹底的にパクる」というところにハードルを感じている人が多いです。自分独自のオリジナルメソッドでなければいけないんじゃないか、と考えている人ですね。

あと、数を打つ(動画を動画をアップする)ことが苦手な人も多いです。これは、10本上げれば1本当たるとわかっていても、残り9本の悲惨な結果を自分で受け止めることができない方が多いんですね。ですが、そこは耐えていただきたいです。

 

ご自身の実績や独自のメソッドをお持ちで、それをやりたいとおっしゃる人が多いんですが、残念ながら、アルゴリズムに組み込まれていなければ、観られません。

 

「今、多くの方に観られているもの」がアルゴリズムに組み込まれているものなんです。内容の良し悪しは、アルゴリズムに判断できない部分です。

ここをわかっていただいて、まず再生されるために、アルゴリズムに組み込まれるようTTP動画を数打つことをやっていただけたらと思います。

経営者目線で、流行や環境に自分のビジネスを合わせていこう。

本当に、高稲先生のおっしゃる通りだなと思いました。ストアカの先生は、こだわりを持っていらっしゃる先生方が多くいらっしゃるからこそ、「こだわりブロック」を外すためのポイントについて、教えていただけないでしょうか?

 

(高稲先生)まず、YouTubeが得意としているところが「認知される」という部分です。今まで知られていない人から知ってもらえるようになるのが、YouTubeを使う1番のメリットです。

そして、YouTubeを使ってこのメリットを得るためには、先ほどからお伝えしてきたアルゴリズムが大事なんですね。アルゴリズムは自分で変えることができません。

 

一方、自分のビジネスは自分で変えることができます。今流行っているものや、今これがいいと言われているものを、僕らが変えることはできないですよね。できないんであれば、「今いい」と言われているものや環境に自分を合わせていく。職人気質を少し捨てていただいて、経営者目線で考えていただければ、当然そうするべきであるという結論に至っていただけるんじゃないかなと思っています。

 

まず、自分の持っている全ての能力を使って「伸びるチャンネル」を作るのが先なんですね。自分の既存ビジネスのための集客をするチャンネルを作ると考える方が、チャンネルを伸ばすハードルは高いんです。なので、YouTubeにビジネスへの集客をいきなり求めようとすると、ギャップが大きく感じると思います。

 

何でもいいから「伸びるチャンネル」を作れれば、そこに新しいビジネスチャンスが転がってくるわけです。今、やっているビジネスにどうしてそこまでこだわる必要があるの?と僕は思います。別にもう一つ会社を作ってもいいし、もう一つ事業を作ってもいいわけです。

YouTubeでロケットスタートを切るためのTODO

今日ご参加の皆さんは、YouTubeでロケットスタートを切りたいという方が多くいらっしゃると思います。高稲先生、その方法を教えていただけないでしょうか?

 

(高稲先生)まず100日、形式を変えながら毎日投稿をまずやっていきましょう。ここで勘違いされやすいのが、同じ形式で100個の動画を上げてしまう方がいるんですが、それはやっても意味がありません。どの形式が自分に合うスタイルかをテストする100日なんです。

 

動画のネタに関しては、「ヒーロー・ハブ・ヘルプ」の3種類の動画を作りましょうとGoogleも提唱しています。バズる動画のことをヒーロー動画と言うんですが、全動画バズる必要はありませんし、狙ってヒーローを作ることはほぼ不可能に近いです。

 

一番撮りやすいのが、ヘルプ動画です。ヘルプ動画とは、誰かの役に立つハウツー動画のことで、どんなジャンルでも撮りやすいと思います。迷ったときは、ヘルプ動画から作りましょう。

その中でトレンドに合わせた内容を考えるために、カムイトラッカーやGoogleトレンドを使っていただくと、どういったキーワードが関連性があるのか、SEO効果が高いのかがわかってきます。

みんなが検索するワードがたくさん入った動画を作っていけば、検索率は徐々に上がっていきます。

 

ハブ動画とは、ヒーロー動画になったもののシリーズ版です。チャンネル登録者の方の満足度を上げるために、ヒーロー動画ができたらそれをハブに、シリーズ化しましょう。

 

これをやっていただければ、100日の間にバズる動画が絶対に出てきます。

 

trends.google.co.jp

 

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ストアカの先生なら、ヘルプ動画は皆さん作れるはずですよね。講座の中で何が生徒さんにウケたのか、よく質問をいただいているのかを、動画にしていけばいいわけですね。

高稲先生、ストアカ先生に今すぐ実践していただきたいYouTube戦略を教えてくださり、本当にありがとうございました!

当日のオンラインライブ会場では、参加者の皆さんからのさまざまな質問に、鮮やかな回答をしてくださいました。100日後、皆さんのチャンネルがどれほど伸びていらっしゃるか楽しみです!

 

<当日の質問>

・有料の講座と無料のYouTube動画との線引きはどうすればいいですか?

・サムネを頻繁に変更すると再生回数が落ちるんですか?
・高稲先生は撮影から編集にどのくらい時間をかけていますか? 
etc.

 

その様子は動画に納めていますので、YouTubeも合わせてぜひご覧ください。

www.youtube.com

 

高稲 達弥先生のストアカページ

www.street-academy.com