ストアカで活躍する先生とストアカが、「先生のための、先生によるまなび」の機会を共創する「ストアカTeachersオープンカレッジ」の第9弾が2022年8月12日にオンライン開催されました。
今回は「(SNSの)シェア画像の作り方」というテーマで、つい押したくなる講座のシェア画像をどうやってCanva(キャンバ)で作ったら良いのか、マツダ ハルカ先生に教えていただきました。
はじめてCanvaを触るという方はもちろん、PC操作が苦手な方でも、簡単に使い方を身につける方法と、つい押したくなる画像のヒミツも合わせてレクチャーしていただきました!
今回の教えルンでは、その盛りだくさんの内容をギュッと詰め込んで皆さんにレポートしたいと思います。
Canva(キャンバ)の使い方を基本的な部分から知りたい、お洒落な画像を自分でデザインしたい方などにも必見のセミナーです。ぜひご覧ください。
【今回のオープンカレッジ講師を務めていただいた先生】
作りたい気持ちによりそう☆ブランディングデザイナー
マツダ ハルカ 先生
https://www.street-academy.com/steachers/324523
▷Canvaの使い方をはじめとした、ブランディングデザインの講座を多数開講中
▷「短期集中!デザイナー養成講座」ではイラストレーターやフォトショップの使い方を身に付け、デザイナーデビューまで応援!
【略歴】
- 京都精華大学 芸術学部 デザイン学科卒業
- 某デザイン会社 12年勤務
- 2018年〜 Haruka Design Studioとして活動中
Canvaについて
オンラインで使える無料のグラフィックデザインツールとして2013年にオーストラリアで誕生したCanva。
2017年に日本でのサービスを開始し、2020年には日本チームを立ち上げる程の規模に。
2021年時点では、世界190カ国で月間7,500万人以上にユーザーに使われている大人気のツールCanva。その特徴と使い方をマツダハルカ先生に教えて頂きます。
Canvaの特徴
マツダハルカ先生(以下マツダ先生):私がまとめたCanvaの特徴は次の5つです。
- 無料で使えて、ツールが秀逸!
- テンプレート、素材が豊富でデザインのクオリティーが高い
- パソコン、スマホ、タブレットでも使える
- 操作が(画像ソフトの割り)に簡単
- 作れる画像の種類が豊富
やはりこの無料!というところが一番の特徴です。無料なのにツールがめちゃくちゃ秀逸ですよというところがまずは大きなポイントです。
また、タブレットやスマホでも使えるので時短になります。パソコンで作った資料を移動中の電車の中で編集したりなど、私もよくしています。
操作については注意としてお伝えしますが、もちろん画像ソフトの中では簡単な部類に入りますが、そんなに簡単ではないです(笑)
でも、しっかりと使い方を覚えていただいたら、すぐに使えるようになりますので、それは間違いありません。
Canvaを使うメリット
今回は『ストアカ講師の皆さん編』というテーマでお話して頂きました。
■使い方がめっちゃ簡単
マツダ先生:まず、「簡単じゃない」とさっき言いましたが、やっぱり使い方が簡単なんですよ!
ツールの使い方が難しいと、ツールの使い方を習得するまでに時間がかかり作りたい気持ちが折れてしまうのですね。「もう作るのめんどくさいわ」ってなってしまうんですよ。
そうなると適当な画像になってしまいます。
Canvaのように使い方が簡単であれば、気持ちが折れずにデザインを作り上げることができます。
デザイナーの視点で見ても、このメリットはすごく大きいと思います。気持ちをキープすることはすごく大変なことだからです。
そして出来上がった時には「やった!」と達成感を得ることができます。この達成感は何事に置いても、とても大事なことですね。
■自前で画像準備ができる
自前で画像が準備できることでコストの削減と時間短縮になります。この2つは同じような意味になりますが「タイムイズマネー」という言葉もありますよね。
まずはコスト削減について。
講師業に必要なデザインアイテムには結構な量がありますので、並べてみます。
- サムネイル画像
- ブログパーツ
- SNSのアイコン画像
- SNSページのヘッダー
- 名刺
- 商品ラベルデザイン
- チラシ、DM
- Instagramの投稿画像 etc.
これを全部外注さんに出すとなると、1点数万円規模になりますので、かなりの金額がかかります。外注さんにお願いすることが決して悪いことではもちろんありませんし、仕上がりなどを考えるとメリットもとても多いのですが、『全部』となると『かなりのお金がかかりますよ』ということをお伝えしたいと思います。
もう1つのメリットは時間短縮。
自分で画像を作れると「今すぐ欲しい!」が叶います。
例えば、ストアカの講座の新しい企画を夜中にひらめいて、「画像が欲しい」となった時に自分で作ることができると、すぐに更新できますよね。
これを外注さんにお願いするとなると、時間がかかりますよね。外注さんに「今すぐ頂戴!」なんて言えませんので、自分で作れると時間の短縮に繋がります。
■今ある画像をアレンジできる


外注さんにお願いして作成してもらった画像をアレンジして使いたい場合もあるかと思います。例えば、講座ページに実際にアップしてみたら「アイコンで大切なところが隠れてしまってる」なんてこともありますよね。(※1 ストアカ講座画像推奨サイズについて)
配置を数センチ変更したい微調整したい、少しだけアレンジしたいなどの場合に、外注さんに変更をお願いするとなるとコストも時間もかかるかと思います。
ですので、外注した画像がCanvaで作られたものであれば、自分自身がこのツールを使うことができるとホンの数分で変更が可能になります。
- 使い方がめっちゃ簡単
- 自前で画像準備ができる
- 今ある画像をアレンジできる
以上が、講師の皆さんがCanvaを使う主なメリットになるかと思います。
何よりも自分で作れると達成感を得ることもできますので、ぜひ使ってみてください!
クリックしたくなる画像のポイント
「超簡単編」としてクリックしたくなる画像のポイントを教えていただきます。
「クリックしたくなる画像のポイント」と一言で言っても、その要素は数えきれないほどあるとマツダ先生。今回は、ストアカ講師に向けて「もし、これが欠けているのであれば挑戦してみてはいかがでしょうか?」という内容を詰め込んでいただきました。
■文字を大きく
マツダ先生:スライドの画像はすっごく大きいですよね(笑)何もここまで大きくする必要はありませんが、大きい方がおすすめです。
なぜかと言うと、こちらの画像はどうでしょうか?
「楽しくCanva教えます」とありますが、そもそも文字が見えません。
デザインのなかで言える文字の大きさは、声の大きさにも通じてくると考えています。
文字が小さいと何を伝えたいのか相手に届かないのです。
ですので、届けたい言葉は大きく入れてください。
■講師の顔を入れる
皆さんストアカで講師活動をされているので、ご自分の顔写真は先生プロフィールに出されていると思います。
では、なぜ画像にも講師の写真を入れることがオススメなのかと言うと、受講者様の立場に立ってみると「どんな先生なのか」が分かりやすくなり、安心感が生まれると思います。
もしかしたら「恥ずかしいな」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、プロフィールに顔写真を出しているのも一緒です。勇気を出してご自分の顔を画像にも入れてみてください。
■調和の取れたカラーリング
調和の取れたカラーリングと聞くと「難しい」と感じる方もいらっしゃると思います。
でも安心してください。
Canvaには秀逸なテンプレートがあり、それがこの「調和の取れたカラーリング」を補填してくれるんです!
では、ここからは実際にCanvaの編集画面を見てもらいながら画像作成を実演していきます。
実演 画像作成の手順
ここからは実際にマツダハルカ先生からCanva(キャンバ)の使い方を実演してもらいながら、ストアカのシェア画像を作成していただきます。
実演はYouTubeからもご覧いただけます。(動画22分〜実演)
①サイズを決める
テンプレートが豊富な上に、作りたい画像に合わせてサイズが自分でカスタムできることもCanvaの魅力。
「テンプレートは基本的にサイズが固定されているものがほとんどです。でもCanvaは、自由にサイズが変更できてテンプレートが使えるんですよ。私も初めて知った時には、すごく驚きました!」と、マツダ先生。
<サイズ決定の手順>
- Canvaのトップ画像にある右上の「カスタムサイズ」をクリック
- ストアカのシェア画像(※2)のサイズ「1200✖️630」を入力
(※2 FacebookやTwitterなどでシェアした時に表示される画像)
※シェアする際には自己集客URLを貼ると手数料がお得に!
▼詳しくはこちら▼
②テンプレートを決める
今回は料理教室の画像を想定して作成。
サイズが決定するとデザイン画面となる。まずはテンプレートの検索から。
「Canvaは遊び心があるので、色んなワードで検索してみてください。今回の想定は料理教室を想定して作成しますが、私は『シンプル』というワードでテンプレートを検索してみます。もちろん『料理教室』『料理』などでもOKです。『メニュー』というワードで検索をかけると画像と文字がバランス良く入っているテンプレートが出てくるので、オススメですよ」とマツダ先生。
<テンプレート検索の手順>
- Canvaのデザイン画面にある「テンプレート」をクリック
- 「検索」に教える内容に関連する言葉や、デザインのイメージなどを入力。
- 気に入ったものが見つかれば画像をクリックするとデザイン画面に。
♪ワンポイント♪
テンプレートの原本を残しておきたい場合は、デザイン画面の「ページの複製」をクリックする。編集を進める中で元に戻したい時などに役立つそう。
③写真を変更する


<画像の変更手順>
- 左編集画面の「アップロード」でパソコンなどから自分が撮影した画像を取り込む。または「素材」から使いたい写真を検索する
- 使いたい写真をクリック
- 入れたい場所にドラッグすると適正サイズで挿入される
「Canvaには無料で使える写真もたくさんあります。写真のクオリティも高いのでCanvaの画像を使ってもいいかと思います。ただし、Canvaには有料プランと無料プランがあります。王冠マークがついている写真は有料プランになります。他の人と写真が被ってしまう場合もありますので、オリジナリティを大切にされるのであれば、ご自分で写真を撮られてもいいと思います」とマツダ先生。
♪ワンポイント♪
テンプレートにある画像は消すことも可能。文字を目立たせたい場合などは、画像点数を減らしてスッキリさせても。
④文字を変更する
<文字の変更手順>
- テンプレートの文字の部分をクリックし、書きたい言葉に上書きする
- 文字のサイズを大きく調整する。文字の周りにある紫の枠をドラッグする、もしくは、デザイン画面右上のフォント数にて調整
- フォントを変更したい場合は、デザイン画面右上にてお好みのフォントを選択
「新規で文字を追加したい場合は、見出しの追加をクリックしてお好みのフォントを選んで追加してください。また、今日はデザインのお話なので触れませんでしたが、クリックされる画像には『何を書くのか』といったコピーライティングもとても重要な要素です」とマツダ先生。
♪ワンポイント♪
・特殊文字にできる「エフェクト」という機能もある。元々のテンプレートにエフェクトが使われている場合もあるので、追加削除など見やすさを考えながら調整しても!
・フォントを検索する場合、「明朝体」など正式なフォント名でも検索できるが、「美味しそう」などイメージでも検索できるのがCanvaの嬉しい特徴!
⑤色を変更する
<色の変更手順>
- 文字の色や背景など、色を変えたい部分をクリックすると、デザイン画像の左上に色の窓が出る。そこをクリックするとカラーパレットが出てくる。使用中のカラーと現在使用している写真の色、デフォルトカラーで構成されている。
- 使用したい色をクリックすると色が変更できる。
「調和の取れたカラーリングにするためには、色んな色を使いすぎない方がベターです。そのためには使用中のカラーを使うのがすごく良いのですが、同じ色だと見えなくなってしまう場合もあります。そこで、新しい色を追加したい場合は、左上カラーパレットのプラスをクリックしてください。好きな色に調整することができます」とマツダ先生。
♪ワンポイント♪
今日のセミナーで「一番持って帰ってもらいたいことがあります」とマツダ先生。
それがカラーパレットの「写真の色」から「全てを表示」する機能だとか。
「ここに出てくる色は全て写真に使われている色です。ですので、この色を使うことで自然と色の調和が取れるようになり、とても素敵な画像に仕上がります」
統一感のある画像を作りたい場合は、まずは「写真の色」を使用することから始めてみてはと、マツダ先生からアドバイスも。


⑥データの出力(書き出し方法)
<データの出力方法>
- 右上の「共有」をクリック。pngなど出力したい形式を選択し「ダウンロード」をクリック。出力したいページを選択
- 「完了」をクリック。
♪ワンポイント♪
Canvaは自動保存のため、上書き保存などの必要はない。
※ただし、作成途中に「ホーム」を押してしまうと保存されていない場合もあるので、作成中に間違えた場合は「戻る」をクリックする。
集客用のシェア画像の使い方
本日作成したシェア用画像の使い方について、ストアカコミュニティマネージャー古屋てっしゅーより最後にお話させていただきました。
てっしゅー:今回作成した画像は、ストアカの講座ページにある「シェア画像」の部分に設定してください。この画像を素敵なものに設定することで、FacebookやTwitterで、この講座のURLを共有した時に印象もとても良くなると思います。
このシェア画像を使う時に、忘れないでいただきたいことがあります!
先生ページの「集客」ボタンをクリックすると、自己集客と言われるURLをコピーすることができます。
ご自分のブログやSNSにリンクを貼る場合には、忘れずに自己集客URLをお使いくださいね。
なぜなら、手数料がお安くなります!
▼詳しくはこちら▼
本日マツダハルカ先生に教えていただいた、素敵なシェア画像を作っていただければきっと集客が上手くいくのではないかと思います!
マツダ先生は、Canvaなどデザインツールの細かい使い方、上級テクニック、また現在画像をすでに作っている方の添削アドバイスなどもマツダ先生はされていますので、この機会にぜひご相談いただければと思います。
マツダ先生、本日は誠にありがとうございました!
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▼ マツダハルカ先生の代表講座
Canvaキャンバ🔰現役デザイナー直伝!使い方と集客画像作成講座
▼ 時間制相談
▼ セミナーアーカイブ動画
アーカイブ動画では、実際のCanva画面を見ながらの説明や、当日の参加者からの質問にも丁寧にお答えいただいています。ぜひ合わせてご覧ください。