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オンライン料理教室をはじめて2年でレシピ本を出版!「料理教室を通じて生徒さんのインフラになりたい」糸原絵里香先生

- まなびのマーケットプラットフォーム「ストアカ」のオンライン料理部門人気講師、『いとえり』先生こと糸原絵里香先生へのインタビュー記事です。

教えたいと学びたいをつなぐまなびのマーケット「ストアカ」

 

 料理インストラクター『いとえり』として2022年8月末に出版した初のレシピ本は、早々に楽天ブックス週間ランキング(和食おかず部門)で1位を獲得。

今ではその人気はストアカだけに収まらず、時短料理のエキスパートとして幅広い活躍をされる糸原絵里香(いとはらえりか)先生。

 

そんな糸原絵里香先生ですが、実はストアカデビューは心理学の講座の先生。

2020年のコロナ禍がきっかけで、お料理の講座にシフトチェンジされたとか。

 

当時26歳の糸原絵里香先生が開催した「自宅から受講できる時短料理レッスン」は、テレビや雑誌などメディアからも注目を浴び、ストアカのオンライン料理教室も大人気に!

 

「始めたタイミングが良かっただけですよ〜!私がすごいんじゃ全然ないです」と、気さくな笑顔で当時を回顧くださった糸原先生。

しかし、お話を伺うと、決してタイミングだけではない、ご本人のアイデア力と抜群のホスピタリティ、そして実直さが功を奏したのだと感じました。

 

オンライン料理教室の第一人者と言っても過言ではない糸原絵里香先生に、ストアカとの出会いから時短料理研究家として活躍するに至るまでの軌跡、また今後の展望など、たっぷりとお話を伺いました。

(取材日2022年9月22日)

  interview Writing ストアカコーディネーター庭野

 

 

家にいて「楽しいこと、役に立つこと」を考えたことが始まり

ーストアカ庭野(以下略):ストアカを始めた当時は大学院生だったと伺いました。きっかけを教えて頂けますか?

糸原絵里香先生(以下:糸原先生) 私の出身は島根県で、大学院への進学をきっかけに上京しました。

自分でのバイト収入も必要だったのですが、入学すると大学院は実習などが忙しくて、なかなか定期的に働くことが難しくて。

 

そこで、時間に融通が効くスポットワークを探していた時に見つけたのが『家事代行のタスカジ』です。普段の家事が仕事になることに驚きましたし、ご家庭の役に立って感謝してもらえるのが嬉しかったです。

 

それで「シェアエコの仕組みってすごく良いな」と体感して、他のプラットフォームも色々と検索し、タスカジの他にも『タイムチケット』『Airbnb』などでもサービス提供を始め、『ストアカ』もその中の1つです。



ーこれまで、教えた経験はあったのですか?

糸原先生:学生のときは家庭教師のアルバイトもしていましたし、高校の英語の教員免許も持っているんですよ。でも、お料理については料理教室や飲食店のキッチンで働いた経験もないですし、そもそも料理教室に生徒として行ったこともありませんでした。

 

それに、ストアカを始めた当初は「お料理カテゴリーの先生」ではなかったんです。

 

当時は、臨床心理士の資格をとるために大学院に通っていたので、専門分野である心理学系のことを教えていました。

マンツーマンの講座でコツコツやっていましたが、集客も芳しくなかったのでストアカのウエイトは低かったです。1年やって、2〜3人教えたくらいじゃなかったでしょうか。

 

 

ーでは、現在の「時短料理」を教えるターニングポイントがあったのですか?

糸原先生:2020年春に感染拡大した新型コロナの影響で、インバウンドのAirbnbを代表に今まで提供していたシェアエコの仕事が激減しました。

 

私自身も外出できず、同じような境遇のシェアエコ仲間たちとオンライン飲み会をしている時に「ストアカでオンライン講座が解禁になったから、何かやってみよう!」と話題にのぼったことがきっかけです。

 

そこで考えてみました。

「世の中の皆がステイホームの今、私も皆も家から参加できて、家から参加するからこそ嬉しかったり、役に立つことって何かな?」と。

そこで思い浮かんだのが運動と料理でした。

その2つの中だったら、私は料理の方が家事代行で培った経験もあり得意だったので、「じゃあ、オンラインで料理教室をやってみよう」と企画したのが始まりです。

 

実はその時、ダンスの桐間ありさ先生も飲み会に参加していたメンバーの1人で、ありさ先生もオンラインのダンスレッスンを同じ時期にストアカで始めたんですよ。

 

振り返ると、ありさ先生のダンスも私の料理も、おうちレッスンとしてすぐに人気が出たので、運動と料理は消費者ニーズがあったのだと思います。

 

タスカジさん時代の糸原絵里香先生。
効率の良い調理手順、作り置きのスキルは家事代行で得た経験も大きい。

 

ヒット要因は「みんなが嬉しいことを詰め込んだから」

ーすぐに予約が入ったのですか?

糸原先生:そうですね、オンライン料理を始めたのが緊急事態宣言がでた2020年のゴールデンウィーク前でした。恐る恐るストアカに載せたらすぐに予約が入ってきて!

 

SNSで投稿もしていましたが、当時はリアルな友人との連絡ツールとして使っていたので大した発信力もなく、全てストアカからのお客さまでした。

 

ストアカからの予約お知らせメールが、たった半日のうちに36件も来ていて目を疑うようなエピソードもあり、

「ストアカって予約入るんだ!」と、びっくりしたのと同時に

「この講座を必要としている人がたくさんいる!」と強く感じました。



ー失礼ながら以前の集客状況では考えられない事態ですね。講座がヒットした要因などあれば教えてもらえますか?

糸原先生:新しいことを始めるタイミングが良かったのは絶対あると思います。

私と同じことをしていた人は当時は、ほとんどいませんでしたし。

 

それに、講座がヒットした要因を考えると、私の強みは人に聞けることだと思っています。

 

私自身は「絶対にこれがやりたい!」ということも実はなくて、料理を通してみんなが喜ぶことをやりたいと思っています。

 

みんなの意見や、みんなの嬉しいことを聞いて、それを全部反映させたのが時短料理の講座です。

 

コロナ禍で家族全員がおうちで過ごす時間が増えて、家事が大変になった主婦の方の具体的な助けになったことが大きかったのでしょうね。

 

『ランチ代でおうちのキッチンから時短料理が習える』という講座の企画がメディアの目にも止まり、テレビや雑誌で取り上げてもらう機会がどんどん増えてきました。

オンライン料理教室をはじめた2020年の年末には、多いときで1回のレッスンに80名が同時に参加されるまでになりました。

 

時短料理研究家として数々のメディアに出演される糸原先生

オンライン料理教室を通じて生徒さんのインフラになりたい

 

ーそれから2年以上経ちますが、ご活躍を常に拝見しています。秘訣があればお聞かせください

糸原先生:やっぱり継続ですね!

私の場合は平日は他の仕事をしているので、レッスンは毎週金土日に定期的に開催しています。

 

それを自分のなかでマストとしていて、オンライン料理教室を始めてから1週間以上レッスンをあけたことは今までありません。出張などでどうしても調理環境の都合がつかない場合は、事前に動画を撮影して、それを教材にレッスンをしています。

 

自分の健康管理をしっかりとしていれば、開催できるのもオンラインの良さですよね。



ーなぜそこまで定期開催することに注力されるのですか?

糸原先生:生徒さんから見て、いつ講座をやっているか分からない先生って継続して受講しにくいと思うんです。

安定して開催があることは安心感に繋がりますよね。

 

なぜなら、私はオンライン料理教室を通じて生徒さんのインフラになりたいと思っています。

 

私の講座は料理を教えているわけではありません。

時短料理のレッスンを通じて、日々の家事を楽にするための便利なツールとしての役割を叶えています。

便利ツールは、必ず手に取れる位置にいないと安心できませんよね。だから、毎週レッスンをするんです。

 

便利ツールという考え方も、生徒さんから頂いた講座レビューで発見できたことなんです。

私の講座には「助かりました」「これで1週間おかずに困りません」といった感想がとても多く、毎日のごはん作りに困っている人を助ける役目を担っていることに気が付きました。



ー定額受講ができる月額サービスも取り入れてらっしゃるんですね

糸原先生:便利ツールとして、使いやすさを追求するうえで月額サービスの活用も大切だと思っています。

私の生徒さんは普段から忙しい主婦の方が多いので、毎回の講座予約の手間を省略して差し上げるだけでも楽になることは確かですし。

 

「便利だな」と思うポイントは生徒さんによって違いますので、講座を毎回リピート予約して頂いてもいいですし、サブスクを購入されるのであれば定額のメリットも感じていただきたいと思っています。

 

便利ツールとして、誰でも手に取りやすい価格帯を設定すること、いつでも手に入れることが出来る安心感、そして、いかにお値段以上の価値を感じていただけるかを、常に考えています。

<糸原先生の月額サービス>「いつでもお料理の相談ができる人がいるって安心・・・!」をコンセプトにした『受け放題プラン』や、『復習動画が見放題』のプランなど、生徒ニーズに合わせて提供中。

 

ー継続するポイントは他にもありますか?

糸原先生:あとはエンタメ性ですね。

世の中をあっと驚かしてやりたいみたいな(笑)

 

例えば、年末は毎年おせちの講座をするんですが「2時間で完成できる」をテーマにやっています。

「えっ?2時間で本当に出来るの?」って聞かれるんですけど、やります!めちゃくちゃ忙しいですけどね。

見る人が見ればびっくりするような方法を取り入れているかもしれませんが、「2時間で作れるならやってみようかな?」と、おせち作りに対する心理的なハードルも下がると思うんです。

 

去年の年末はおせち講座を1日3回、1週間に渡って開催しました。

全ての日程を一緒に作っているので、毎日どんどん我が家におせちが出来ていっては、友人たちにせっせとお配りするという楽しい年末を過ごしました。

100名参加の出版記念講座に「ありがとう」を込めて

 

ー9月には100名参加の出版記念講座も開催されましたね

糸原先生:そうですね、2回開催したので160名の方にご参加いただきました。

常連の生徒さんからお久しぶりの方、はじめましての方も来てくださって本当にありがたかったです!

この講座は「今までのありがとう」の気持ちを込めて、サインを入れたレシピ本をプレゼントさせてもらいました。2000円の講座に1650円の本が付く出血大サービス企画です。ちなみに送付作業も手作業ですよ(!)

 

出版を記念して特別開催したストアカ講座では、総勢160名の生徒が参加。
糸原先生からオンラインで時短料理を学んだ。

 

ーどのようなご経緯でレシピ本の出版に至ったのですか?

糸原先生:ストアカでの活動を発信している私のインスタを見た編集者の方から声をかけてもらったことがきっかけです。

レシピ本の出版はずっと目標だったので、喜びは大きいです。

 

<参考:糸原絵里香先生のインスタグラム>

活用方法もお手本にしたい糸原先生のSNS。

投稿は時短料理のレシピなどフォロワーの役立つ情報が満載!

そして、ストーリーズとハイライトの機能を使い「料理教室」「生徒さま作品」など講座情報をまとめてあるので、ストアカへの導線を分かり易く掲載。

 

さらに、インスタとYouTubeの同時配信ライブは、なんと平日は毎日配信されているのだとか!

https://www.instagram.com/itoharaerika/

<参考記事>

インスタのストーリーズにリンクを貼る方法 - 教えルン

 

オンライン料理教室でしか叶えられないニーズがある

 

ー料理レッスンを始めた2年前と変化を感じることがありますか?

糸原先生:そうですね、始めたばかりの頃は来てくださった方、全員がリピートすることを目指していました。

開始当初からの生徒さんや、100回以上リピートしてくださっている方ももちろんいらっしゃいます。

でも、私の時短料理レッスンは、一般的なお料理教室とは全く別物なので、生徒さんによって「合う・合わない」は、やっぱりあります。

 

それに、始めたばかりの2年前は『オンライン料理教室』というだけで、すでに注目される企画だったと思います。

 

しかし、2年経つと『オンライン料理教室』は、当たり前にあるものへと認知が上がり、オンラインに参入する料理教室や学べる内容もすごく種類が増えたので、生徒さんも取捨選択が出来るようになりました。

 

また、2年前は新型コロナの影響でステイホームを推奨されていましたが、徐々にそれも緩和されて、対面のお料理教室にも行けますし、旅行やイベントなど、おうちレッスン以外の楽しみも戻ってきています。

考えてみたら、ほんとに競合がいっぱいになりましたね〜!

 

ですので、私のレッスンも届いて欲しい人にキチンと選んでいただけるように、私の強みをもっと尖らしていかなくちゃいけないと考えています。

出版記念講座に参加した生徒へは、1つ1つサインをしたレシピ本が郵送された。
この高いホスピタティも糸原先生の魅力の1つ。



ー今後の展望をお聞かせいただけますか?

糸原先生:オンラインの時短料理レッスンを外へ向けて、もっと発信していきたいと考えています。

 

私が、テレビや雑誌のメディアに出たり、今回のレシピ本を出版するのも、すべての目的はオンライン料理教室の魅力を知ってもらうためです。

 

ストアカにアクセスしたことがない人や、そもそもオンラインには興味がない人も、書籍であれば手にとってくれるかも知れませんよね。

 

今回の本には、全てのレシピにリアルタイム進行動画も付けて、オンラインレッスンを体験してもらえる仕組みを作りました。

そして、動画を見た方が「じゃあ一度、生放送で参加してみようかな」とストアカのオンラインレッスンに興味を持ってもらえればと思います。

 

例えばですが、私の地元、島根のおばあちゃん達がレシピ本がきっかけで、zoomで習いにきてくれたら、めちゃくちゃ嬉しいですよね。



ー最後に、糸原先生が考えるオンライン料理教室の魅力は何ですか?

糸原先生:対面のお料理教室には対面の良さがあるように、オンラインにしか出来ないことがあると思っています。

 

お料理が苦手すぎて「誰にも見られたくない」と悩んでいる人もいるでしょうし、忙しくて料理教室に通う時間がない人もたくさんいると思います。

 

オンラインだったら普段の家事の時間を使って学べますし、自宅なので1人で受けることも出来ます。

 

私の時短料理のオンラインレッスンには、

「料理はもっと楽(ラク)していい」

「キッチンで孤独に頑張らなくていい」という想いを詰め込んでいます。

 

共働きの家庭も多くジェンダーレスな世の中へと移り変わりつつありますが、今でも「女性は料理ができて当たり前」「お母さんは料理が上手」という固定観念はどこかに残っていると感じています。

 

歌や運動が苦手な人がいるように、料理が苦手な人もいて当たり前です。

 

私の時短料理レッスンは、すごく丁寧に技術を教えるわけではないけど絶対に失敗はさせません。それが特徴です。

 

忙しくて家事の時間を十分に取れない人も

毎日のごはん作りが苦痛で仕方がない人も

もちろんお料理が大好きな人も

楽(ラク)して料理を楽しんで欲しいです。

 

これからもオンライン料理教室をもっとたくさんの人に知ってもらって

たくさんの方の便利ツールになっていきたいですね。

 

<笑顔いっぱいの出版記念パーティの様子>
ストアカで出会った生徒さんたちもお祝いに駆けつけたそう

__あとがき__

「とにかくやってみよう!で、始めたオンライン料理教室でしたね」と笑いながら、デビュー当時から、等身大のお話をたくさんしてくださった糸原先生。

この2年間で寄せられた講座レビューは5000件以上。

糸原先生は、その1つ1つを大切に目を通し「みんなの喜んでくれること」「役に立てること」をいつも追求されているそうです。

糸原先生、素敵なお話をありがとうございました!

 

 

糸原 絵里香先生

時短料理研究家として、美味しく手早く簡単に!コスパがよくて、保存もできる料理を目指してオンラインレッスンをストアカにて開催。

2020年5月より開講した『作り置き講座』が大人気となり、開講3ヶ月でストアカ全ジャンル60,000講座中1位を記録。受講人数は延べ10,000名を超える人気講師である。

【ストアカアワード受賞歴】

・2020年ストアカン・オブ・ザイヤー

・2021年最多受講者賞、優秀講座賞(料理・グルメ部門)

【メディア出演】

『anan』 『メレンゲの気持ち』『NHK おはよう日本』『朝日新聞』『Abema Prime』『この生き方、天才かも?』『日経doors』『あさチャン!』『初耳学』『ZIP!』『news every.』『サタデープラス』『まるっと!サタデー』『あさイチ』『音楽と人』など

■著書 『料理インストラクターいとえりと一緒にやれば絶対できる 30分3品 楽楽(ラクたの)ごはん』
https://books.rakuten.co.jp/rb/17213910/?l-id=parts-ashiato-01

■ストアカページ 
https://www.street-academy.com/steachers/196974

<糸原先生の代表講座>

www.street-academy.com

 

あなたもストアカでオンライン料理教室(オンライン料理サロン)をはじめてみませんか?